赤鯱新報

【クラブニュース】「自分は救世主ではない。いち選手として尽くすだけ」。新加入のレオナルド、加入記者会見レポート

本日7月1日午前、中国の重慶両江競技足球俱楽部からFWレオナルドの獲得が発表された。29歳のブラジル人は直近では中国での3シーズンで49試合20得点を挙げたストライカーで、恵まれた体格を生かしたセンターFWとしてのプレーだけでなく、その巨躯に似つかわしくない機動力も大きな武器。長谷川健太監督は今回の補強に関して「献身性であったりとか、しっかりと前線で動ける」ことを第一のポイントに置いてリストアップしていたと言い、山口素弘GMも「彼はギラギラしている。サッカーに、試合に、ゴールに飢えている」と期待しての獲得だった。登録の関係上、最速での出場は7月16日の川崎戦となるが、すでにチームには合流しており、2週間ほどの準備期間を経て起用できるのはむしろ好都合か。レオナルド自身は初となる日本でのプレーに「新たな目標として、日本を舞台としたチャンスをもらえた。そこに向けて自分は何ができるのかと、選手としての競争心が再び燃やすことができている」と心を躍らせており、早くそのプレーを実際に見たいところ。今回は加入にあたって開催されたオンライン記者会見に出席した山口素弘GM、そしてレオナルドの言葉をそのままにお届けする。

○山口素弘GM
「皆さんこんにちは。本日はお忙しい中、そして酷暑の中お集まりいただきありがとうございます。また、公式戦の前日ながらお時間をいただきありがとうございます。本日発表させていただきます、レオナルド選手の加入が、昨日正式契約を済ませ、本日に監督および選手、スタッフに挨拶を済ませ、名古屋グランパスに正式に加入しましたことをお知らせします。おそらく皆さんも、ファミリーの皆さんも待ちわびていたような発表だと思いますが、私自身も非常にこういう発表ができることを嬉しく思います。
レオナルド選手ですが経歴等はリリースにも記載しましたが、ポジションはFW、特徴は得点力と非常にフィジカル的な強さがあり、前線での起点であり、そういったプレーが現在のグランパスにとってにプラスになるということもあり、今回の契約に至ったというところであります。こうやって画面上で見ると皆さんは怖がるかもしれませんが(笑)、近くで見ると非常に優しい、良い顔をしています。ただプレーになると鋭さがありますので、ぜひ皆さんにも応援していただきたいのと、我々もしっかりレオナルドをサポートして、チームの一員として迎え入れ、この後半戦にむけてチーム一丸となって闘っていければなと思います。どうぞよろしくお願いします」

○レオナルド選手
「皆さんこんにちは。レオナルドです。ここに来られたことをすごく嬉しく思っています。このクラブに入った途端、みんなに温かく迎え入れてもらって、今日の初日のトレーニングからもギリェルメコーチについてもらい、自分のコンディションを上げてくれるようなトレーニングをさせてくれました。自分の特徴は仲間のために尽くすところで、そこがチーム全体に対して増していくことで、チームプレーの部分がもっと伸びていくと思います。名古屋に加入できてうれしいです。これからよろしくお願いします」

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