【名古屋vs鹿島】レビュー:勝てた試合、されど反省点もまた多く。勝ちきるための挑戦と努力を、なお一層に感じた引き分けという結果。
■明治安田生命J1リーグ 第18節
6月26日(日)名古屋 1-1 鹿島(18:03KICK OFF/豊田ス/18,232人)
得点者:33’仲間隼斗(鹿島)52’マテウスカストロ(名古屋)
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ひどい負け試合になる可能性も、爽快な逆転勝ちにも、そのどちらにもなる可能性があった。現在のリーグ首位を争う鹿島はやはり強力で、シュート数に優ったはずの前半45分ですら主導権を握られ、攻めたてられた印象ばかりが強く残る。試合開始からのラッシュは鹿島の伝統としてやはり色濃く、そこで失点を喫したのは名古屋の敗因となっても全く不思議ではなかった。されど耐え抜き、最少失点を保ちながら後半の反撃へとつなげていけたのは収穫あるいは実力の証明にはなったが、倍近いシュートを打つことができた試合にはどうしても「勝てたはず」という心残りが選手に満ちる。「やっぱり勝たないといけないし、そのもう一歩のところで停滞しているのが今シーズン」。中谷の複雑な表情は健闘をたたえてくれたスタジアムの雰囲気に、結果で応えることができなかったという悔恨ゆえか。
1ヵ月ぶりの豊田スタジアムでのゲームには、やはりというか守護神が帰ってきていた。
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