赤鯱新報

吉田晃「この疲れは良い疲れですね。90分間、楽しかったです」阿部浩之「(天皇杯の初戦は)勝つことがすべてで、その上で内容ももう少しできる部分がある」【名古屋vs同志社大】試合後の選手コメント

■天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権2回戦
6月1日(水)名古屋 2-0 同志社大(19:00KICK OFF/パロマ瑞穂ラ/3,909人)
得点者:46’阿部浩之(名古屋)88’マテウスカストロ(名古屋)
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○吉田晃選手
Q:スタメン90分は本当に久々でしたね。
「はい、そうです。正直足は攣っていました(笑)。でも本当に良かったです。この疲れは良い疲れですね。90分間、楽しかったです」

Q:相当に前にアタックしていきましたが、しっかり行けるという感覚を持ちながらのプレーだったのでしょうか。
「でもまだ試合勘が戻ってないので、自分の中ではもう少し行けたかなと思っています」

Q:サイドの守備が少し苦労している印象も受けましたが。
「ああ(苦笑)。けっこうきつかったです。何とか乗りきった感じですが、この試合ではウイングバックは前に行って、自分がその背後はそのまま行くということになっていたので。やり方としてはそう言われていました」

Q:最初のセットプレーは決めたかったですね…
「いやあ、あれは『来た!』と思って(笑)。ヘディングしたら違うところに行きました。ヘディングしようとしたらボールが少し後ろになってしまって、当てたんですが…決めたかったです。他のプレーでは前で触られてしまっていたので、あれが一番のチャンスでした。あそこで決められるようになりたいです(笑)」

Q:しかしハーフラインを超えても奪いに行ける強みが出せたのは、今後につながるのでは。
「ああ、本当にそこは良かったと思っています。あとはもっと体力をつけて、もっと前に行けるようになりたいと思っています」

Q:味方からの指示も多かったですが、それは聞きつつ自分も判断しつつという形ではできていたのでしょうか。
「ああ、そうです。それは最終的には自分の判断でやっていました。あとは指示ですね。もう少し大きな声を出したいと思います(笑)。チアゴには簡単な日本語で伝えたりもしていたので。でも、今日は大きな一歩でした」

○阿部浩之選手
Q:ああいったシュートを打たせたら本当に上手いです。
「まあね。ああいうのが得意で、来た時にしっかり決められるようになってきたので、それは良かったと思いますし、チームとしても僕だけでなく、チャンスを作っていければ。本来はもっと点を取らないといけない試合だったと思うので、もう少し内容を含めてしっかり自分らを見つめ直さなければいけないと思います」

Q:ピッチ状況もあって前半は特に蹴る場面も多かったですね。
「まあピッチの状態はありますけど、それに合ったプレーで、前半は特に失点を先にするとちょっとしんどい展開になるので。ああいうプレーの選択は間違っていないと思うし、その中で状態が良いサイドとかで攻略できればもっと良い攻撃ができたし、そういうところはチームとして共通意識をもたないと。どこでスピードアップするのか、どこから崩すのかというのは、もう少しみんなで整理しないといけないなと思います」

Q:前半無得点という展開は気になりましたか。
「いや、全然。こういう試合ですし、メンバーを見ても若い選手がいたし。とりあえず先制されなければ大丈夫だろうとは思っていたので。まあ、そこからの追加点というのは正直欲しかったですけど、もう少し早い時間帯にね。そういうところ以外は悪くはなかったと思います」

Q:若い選手が多い部分では、自分もまとめるようなことを考えた試合でしたか。
「そうですね。そういうところは必要ですし、もっと全体的に締まるゲームをしないといけなかった部分はあると思うので。ディフェンス面で何回か行かれる部分はあったし、どこかで危ないと思ったらファウルで止める部分もやっぱりやらないといけない部分があったと思うし。そこのプレー選択というか、頭の部分をもう少ししっかりしないといけないかなと思います」

Q:相手もしっかりプレーしてきました。やり合う展開においての今日の試合はどうでしたか。
「相手も上手かったし、もう少し全部が全部ディフェンスに行くんじゃなくて、構える時間帯もあってよかったと思うし、そういうところは出ている人たちの中でもやれる部分はあるし、チームでやれる部分もある。そこはもう少し相手の状態を見ながら自分たちで考えるべき部分が必要だったのかなと思います」

Q:前半にもっと得点が取れたかなという感覚もありますか。
「ああ、はい。前半でチャンスはあったし、得点を取らないといけなかったですけど、それでネガティブになることはなかったので。それが後半につながったと思うし、さっき言ったように点取ってからもっとギアを上げて畳みかけないといけないのに、そこができなかったのはちょっと物足りなさを感じます」

Q:ただ天皇杯の初戦というのは勝つのが重要でもあります。
「もちろん、勝つことがすべてで、その上で内容ももう少しできる部分があるので。全員が勝ったから良いやってなるんじゃなくて、そういうところはしっかり次につなげていかなければいけないと思っています」

reported by 今井雄一朗

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