【赤鯱短信】清水での45分は苦い経験だったか、それとも。いずれにせよ、吉田温紀の“次”が待ち遠しい。
「ちょっとテンパってた?」。我ながら意地悪な質問をしたと思う。ルヴァンカップの清水戦後に少しだけ、吉田温紀と話す時間があった。プロ初のスタメン出場を果たしたが、良いパフォーマンスだったかと言えばちょっと返答に困る出来だった試合のあとのことだ。だが、落ち込んだ様子はまるでなく、いつもの素朴な表情で吉田温は答えるのだった。「そんなこともなかったですよ」、と。もしかするとこちらの見方がやや厳しかったのか、あるいは自分の感触は及第点だったか、ただただ図太いだけなのか。いずれにしても、高卒新人の堂々とした受け答えには、それだけに次を期待させるものがあった。
正直ついでに書いてしまえば、吉田温のプレーは彼本来のものとはかけ離れていたと思う。
(残り 1264文字/全文: 1581文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ