赤鯱新報

【クラブニュース】名古屋グランパスがトレーニングを部分的に再開。まずは小グループでの練習から2週間後の開幕を目指す。

※1月27日撮影

本日2月4日より2~3グループに分かれてのトレーニングを再開したと、名古屋グランパスが発表した。2月1日にチーム内での感染拡大がリリースされて以来、チームの面々は自室での自主隔離とオンライントレーニングを続けていたが、最初のコロナウイルス感染症罹患が判明した29日から1週間後の今日、練習再開の第一歩を踏み出せた格好だ。

クラブからの公式リリースには2から3のグループに分けて、監督やコーチの指導の下、練習を再開したとある。1週間ものあいだ自室から出られなかった選手たちにとっては、まず心肺機能含めて身体を動ける状態に戻すのが最優先の課題である。1月10日のチーム始動から高めてきたコンディションが著しく落ちているということはないだろうが、しかし7日間のブランクは決して小さくはない。これまではほぼボールを使ったメニューでフィジカル面での強化も行なってきた長谷川健太監督にしても、少人数グループで強度を出していくにはなかなか頭をひねっているに違いない。より厳重な感染対策という面でも神経を使うところがあり、チームに流れる緊張感は察するに余りある。

今後のトレーニングについては引き続き様々な調整をしている最中であり、明日以降に少しでも前進がみられることに期待するばかり。致し方のないコロナ禍のなか、それでも練習が再開されたというのはわずかながらも着実な前進ではある。この状況下で選手たちは懸命に、最大限の努力を積み重ねてくれている。祈ること、願うことしかできない我々だが、次に選手や監督、スタッフたちの顔を見る機会に、良い表情が見られることを期待したい。

reported by 今井雄一朗

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