赤鯱新報

【名古屋vsC大阪】レビュー:11年ぶりの戴冠。初のカップウィナーという称号。らしさ100%のゲームで、名古屋がルヴァンカップを“制圧”した。

■JリーグYBCルヴァンカップ 決勝
10月30日(土)名古屋 2-0 C大阪(13:09KICK OFF/埼玉/17,933人)
得点者:47’前田直輝(名古屋)79’稲垣祥(名古屋)
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1-0でこそなかったが、純度100%の名古屋グランパスの試合だった。そうなれば結果はもちろん勝利である。ルヴァンカップという伝統ある大会の、決勝でのそれは“優勝”を意味する。回りくどい言い方をしたが、2010年以来のタイトル獲得は、やはりちょっとは厳かに表現したい。埼玉スタジアム2OO2のメインスタンドを一歩ずつ上り、メダルを受け取りトロフィーを掲げる。MVPの発表の後、ピッチに降りて再び勝利のセレブレーションを行なう。全てが笑顔で、喜びにあふれ、勝利の味が何倍にも、何十倍にも感じられていることが遠目にもわかる。名古屋グランパスは勝った。明らかに不利な条件を言い訳にせず、耐え忍んでもぎ取った初の“カップウィナー”の称号は、天皇杯、J1リーグに続く新たなクラブの歴史となって、さらなる輝きを放つ。

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