赤鯱新報

【FC東京vs名古屋】プレビュー:決勝進出からの逆算式。まずは90分、そして180分での勝利へ向けたアプローチを。

■JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦
10月10日(日)FC東京vs名古屋(14:00KICK OFF/味スタ)
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臨機応変がゆえに大胆不敵にも、慎重を期するがために積極的にも。“何でもできる”をキーワードに練り上げてきた勝負強さは、状況が面倒であればあるほど強みにも思えてくる。2戦合計で争われるルヴァンカップの準決勝第1戦に3-1で勝利し、クラブ初の決勝進出へと王手をかけた名古屋だが、その一方で相手にアウェイゴールを与えたことが一抹の不安をよぎらせる。FC東京からすれば「首の皮一枚つながった」(長谷川健太監督)状況というのは逆に追い風にも感じられ、名古屋が2-0で勝っていればタイスコアだった第2戦の0-2が、敵地で得たアドバンテージによって逆転での決勝進出を導く。引き分け以上で十分の名古屋の方が分は良くとも、何やら仕留めきれなかったような居心地の悪さが、第2戦を想定した上ではこびりついて離れない。しかし、名古屋はあくまで冷静だ。意識付けや虚勢ではなく、“勝てば決勝進出”という一番シンプルな条件を胸に、難敵の待つ東京へと乗り込んでいった。

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