赤鯱新報

【名古屋vs鹿島】レビュー: 鹿島を封じて価値ある先勝。名古屋の勝ちに“準備”あり。

■JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦
9月1日(水)名古屋 2-0 鹿島(19:03KICK OFF/豊田ス/5,744人)
得点者:13’柿谷曜一朗(名古屋)53’稲垣祥(名古屋)
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準備したからといってそのまま表現できるほど、サッカーは甘くない。準備の量、質、精度もチームごとに異なるが、やればやるほどアドバンテージは増える一方で、だから試合に勝てるというわけでもない。フィッカデンティ監督が率いる名古屋はその実現性が高いチームであるものの、当然のごとく負けることもあれば引き分けに持ち込まれることだって少なくない。だが、逆に言えるのは現在の名古屋が勝つときは、多くの場合は準備がものを言った時だ。勢いも充実度も強かった鹿島をきっちりと無失点勝利に抑え込めてしまう強さは、彼らにしてみれば“予定通り”ということになる。勝ったからそう言えるのだが、それでも名古屋の勝ちには明確な理由がある。

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