赤鯱新報

【横浜FMvs名古屋】レビュー:まだまだ足りない名古屋らしさ。3連敗の後によぎる、“原点をもっと貫け”という想い。

■明治安田生命J1リーグ第18節
8月12日(木)横浜FM 2-0 名古屋(19:03KICK OFF/ニッパツ/4,828人)
得点者:13’杉本健勇(横浜FM)33’マルコスジュニオール(横浜FM)
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名古屋らしさとは何か、という問いを今一度突きつけられるような敗戦だった。リーグ6戦勝利なしという成績よりも、フィッカデンティ監督が率いるチームが3連敗を喫した方がショッキングな結果だ。悪くても引き分けに持ち込むことのできる、しぶとくしたたかな集団が今季の名古屋のはずだった。守ろうとして守れる、狙って勝点をもぎ取れる、相手を守備でコントロールできることは既に証明済みだ。だから試合前に米本拓司は原点回帰を訴えた。0-0を1-0にする作業の延長線上に勝ち方のバリエーションが存在するのが彼らの考え方。だが今の彼らはその土台を違う形で築こうとしているように思えてならない。

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