赤鯱新報

【無料掲載】パロマ瑞穂スタジアムの改修前最終戦!:OBたちによる惜別コメント

いよいよ週末に迫ったパロマ瑞穂スタジアムの改修前最終戦!ここではOBたちによる惜別コメントをフルサイズでお届けする。

【赤鯱短信】聖地と呼ばれる場所が抱く、戦士たちの記憶と感情。


ロビン・シモビッチ

Thanks mizuho paloma. Its time for a new chapter.
ありがとうパロマ瑞穂スタジアム。今は新たな章を迎える時なのですね。
A historic stadium were so many memories has been written for the fans and players.
とても歴史のあるスタジアムで、本当に多くの思い出がファンと選手たちによって刻まれてきた場所です。
I will never forget the red wall of fans behind the goal.
僕もゴール裏のファンたちによる“赤い壁”を決して忘れません。
All the best. Thanks.
それではごきげんよう。ありがとう。


玉田 圭司

名古屋グランパスに在籍した計11年間の中で、数えきれないほどの試合を戦った瑞穂がその姿を変えてしまうのは少し寂しい気もします。

移籍してきて初めて瑞穂で試合した時の新鮮な気持ちは今でも覚えていますし、思い出はありすぎて言葉ですべてを語ることはできません。

でも、素晴らしい歴史とサポーターの皆さんとの美しい記憶を刻んできたスタジアムがより良いものに生まれ変わるのは嬉しいことでもあります。6年後に生まれ変わる瑞穂でもまた新しく、楽しい名古屋のサッカーが見られることを期待しています。


小川 佳純

僕がJリーグデビューを果たした場所であり、グランパスのユニフォームを着てプレーした最後の場所でもある瑞穂陸上競技場。

ゴールを決めた嬉しい思い出も、J2に降格させてしまった悔しい思い出もすぐに思い起こす事ができる。
グランパスで10年プレーした僕にとっては、選手だった自分を育ててくれた場所と言っても過言ではない。

新しく生まれ変わる瑞穂に足を踏み入れるその日を楽しみにしています。

 


佐藤 寿人

対戦相手として何度も戦った瑞穂陸上競技場。
自分自身は2017年から共に戦った2年間で様々な思い出があります。

J2の茨の道のスタートとなった開幕戦。
昇格に向けて上昇気流に乗っていった夏場の連勝。
そして昇格プレーオフ。
勝利の後にみんなで歌った「風」は自分にとっても宝物です。

翌年J1に復帰した年はなんといっても最終戦の奇跡の残留。
瑞穂はグランパスの栄光の時も挫折の時も聖地としてそこにいました。
これから改修して新たな瑞穂に生まれ変わっても聖地瑞穂としての歴史は続いていくと思います。
たくさんの歓喜の瞬間がまた見られる事を願っています。

写真提供:山口慶さん

山口 慶
瑞穂はやっぱり特別なスタジアムです。ユースの頃から、そこでプレーしたい一心でやってきた場所ですから。
「ここでプロになりたい!」ってスタンドから試合を観戦していましたし、僕がユースの頃にはまだ豊田スタジアムはなかったので、本当のホームスタジアムは瑞穂、という気持ちは強いです。

デビュー戦の舞台でもありますが、その時はとにかく緊張したことばかりを覚えています。ナビスコカップで、相手は鹿島で、目の前に秋田豊さんがいて。「やっとJリーガーになったな」って感じたことも良い思い出です。

リーグ戦での初ゴールは瑞穂でした。本田圭佑からのパスを決めて、そのおかげで皆さんにもよく覚えてもらってるんじゃないかなと。プレーもしやすいし、勝った時の雰囲気や得点が生まれた時のサポーターのみなさんとの距離感、すべてが大好きなスタジアムです。

麻也もいろいろ挙げていましたけど、僕も思い出と言えば誰かのプレーの方が僕もイメージが強いです。フローデがよく点を決めていたな、とか。本田がすごいシュートを入れていたな、とか。そういう仲間のことが、瑞穂を思い出す時には浮かんできます。チームメイトを含めた、風景として良い思い出の瑞穂が。僕がプレーしている頃はユースからの昇格も毎年のようにあって、それなりに試合にも出ていたので、余計にそう思うのかもしれません。

でも、僕は寂しくないです。どんどん新しくなっていくことはお客さんのためにも良いことですから。改修後の姿を純粋に楽しみにしています。


磯村 亮太

中学でグランパスに入ってから、ホームの試合は毎回チームメイトのみんなと観戦しに行っていました。
「今日勝つかな?」って言いながらみんなで地下鉄に乗り、試合後にはやっぱりプロは凄いねって瑞穂運動場東までの道のりを興奮しながら歩いた日々を今でも鮮明に憶えています。

初めて試合に出た時の感動も、初めて得点を決めた時の歓声も、移籍前最後の試合も、全て瑞穂スタジアムでの大事な思い出です。

小さい頃から憧れていた瑞穂スタジアムの形は変わってしまいますが、新しくなるスタジアムの完成を楽しみにしています。僕ももう一度、瑞穂のピッチでプレーしたいという思いを胸に、これからも頑張りたいと思います。

ありがとう、瑞穂。


菅原 由勢

ご無沙汰しております。菅原由勢です。

瑞穂の改修工事が始まると聞き、とても寂しい気持ちです。グランパスのアカデミー時代に瑞穂運動場東駅からスタジアムまでの道を何十回も歩いたことを今でも思い出します。勝ったら気持ち良く歩くことができて負けたら不機嫌に帰る、まるで1人のサポーターとして応援していました。

J2に降格した時は悲しくて受け入れられなくて、一番忘れられない瞬間でありましたが、それと同時に僕がこのクラブで活躍してやるというクラブ愛が大きく芽生えた瞬間でもありました。

そして、初めてピッチに立ったのは高校2年の時のプリンスリーグ最終節でした。素晴らしいピッチと熱いアカデミーサポーターさんからの声援を受けて鳥肌が立ちまくっていたのを覚えています。

そういった濃い思い出のある瑞穂陸上競技場ですが、その約一年半後には自分がプロの選手としてピッチに立っていました。普段ならバス待ちを見たりウォーミングアップを見ていたのに、全てが逆の立場になっていました。バスからの景色やピッチからの景色、サポーターさんの数の多さと迫力がユースのサポーターの皆さんとはまた違う何かがありとても感動しました。

そして全てが圧倒的で、このクラブにいて良かった、このクラブでプロになれて良かったと強く思いましたし、毎試合絶対に勝利を届けるんだという気持ちでした。でしたが、なかなか勝ちを届けられず僕にとっては難しい試合が多かった瑞穂というイメージもあります。その点は僕をさらに強くしてくれましたし、グランパスに貢献するんだ!という気持ちを与えてくれもしました。

移籍する最後の試合では45分間ではありましたが、しっかりと勝利をする事ができたので、良い思い出が一番新しいです。そんな瑞穂としばしお別れですが、瑞穂の改修が終わるまでに瑞穂よりも大きな選手になって帰ってきたいと思います。

Dank je wel!

高木 義成

私の瑞穂の思い出は…

プロになり、試合に出るようになり、名古屋グランパスのホームスタジアム…

ではなく
「楢崎正剛」
に会える場所でした。

2010年にグランパスの一員になり、瑞穂劇場での嬉しい思い出、苦い思い出が入り交じっています。

2010年ターンオーバーで戦った天皇杯。
優勝に向かうチームに水を指す訳にいかないと臨んだ試合でした。
PK戦でしたが、まさにALLグランパスで勝ち上がった試合となりましたね。

一方で、2015年。
ナビスコカップ準々決勝第二戦。
延長後半119分にPKのために出場し、11人1人も止められず、自分が外して負けてしまいました。

常に準備してきたと自負していましたが、自分の評価を自分でしてた時点でまだまだでしたね。

そして、忘れてはならないのは、W杯の度に思い出されるグランパスファミリーの皆さんの中で歴史的な得点の一つ。
本田圭佑選手のゴールも瑞穂でしたね。
正面付近に強烈なシュート。
この失点があるからこそ、私の今の活動に繋がってると言っても過言ではありません。

グランパスと共に歩んだ瑞穂の旅はしばしお休みとなりますが、6年後…
新しい瑞穂を手にしたグランパスが素晴らしいスタジアムと共にJリーグ、そしてアジアを席巻し、さらに世界のグランパスになる姿を期待しております!

ありがとう、瑞穂。

reported by 今井雄一朗

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