【赤鯱短信】いつだって全力全開の切り込み隊長。マテウスは二度目の開幕戦でも主役を狙う。
画面越しだが、久々に見た“マテちゃん”は髪形もさっぱりと、引き締まった表情をしていた。母国ブラジルはいまコロナ禍の真っ只中、毎日テレビ電話で連絡を取っている家族のことは心配で仕方ない。だが、彼はプロフェッショナルのサッカー選手である。「自分たちにできるのは家族やブラジルの人々にこれ以上感染者が増えないことを祈るだけ」と様々な思いを胸に秘め、来る7月4日の再開初戦をにらむ。
20日に行われた岐阜との練習試合では、マテウスのいた左サイドの攻撃はそこまで活発ではなかった。右サイドからの突破が多く、背番号16が右サイドに顔を出すこともしばしば。「自分を個人的に評価すると、良くはなかった」という反省は、効果的に攻撃面に絡んでいけなかった66分間のプレーを思えば当然のことと言えた。1本目と2本目にそれぞれ一度、惜しいチャンスに絡んだが、それ以上に目立ったのは攻撃の流れにコミットする割合の低さ。それは本人も具体的な課題として認識している。
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