【名古屋vs鹿島】プレビュー:これが真の意味での2020名古屋のお披露目。彼らは“オフェンシブ”の意味をどう表現するか。
■YBCルヴァンカップグループステージ
2月16日(日)名古屋vs鹿島(14:00KICK OFF/パロ瑞穂)
———–
実質的に1年目のシーズンが始まると言っていいだろう。始動からキャンプを通じてチームが取り組んできたことと、昨季の残り2ヵ月間でやってきたことを比べれば、その思いはなおさらに強くなる。いかに失点のリスクを減らし、相手の良さを消すか。その点に全力を注いできたネガティブなチームづくりはいかにも間に合わせで、緊急避難的なものだった。打って出るには危険すぎる状況で、指揮官はその守備的な手腕ばかりが取りざたされてきたが、今季はいたってベーシックなグループ構築を行なっている。強いチームは守備が堅い。昨季のリーグ上位を見てもそれは明らかで、攻撃力自慢の横浜FMでさえ38失点しかしていない。守備的か攻撃的かという考え方を嫌うフィッカデンティ監督だが、確かに現代においてはその二元論はあまり意味を持たない。その上で名古屋のイタリア人指揮官はあえて宣言するのだ。「オフェンシブなサッカーを目指している」と。
(残り 2244文字/全文: 2704文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ