【赤鯱短信】今日は母の日。少年ミッチを支えたお母さんとのエピソード。
タイトルそのままの話である。浦和とのホームゲーム当日は母の日ということで、今週はその手の話も聞いてみようと思った次第。それならば腕にお母さんの顔のタトゥーを入れているシミッチが適任だろうと思っていたのだが、DAZNのプレビュー番組で見せた意味不明の登場シーンのことを聞いていたらすっかり聞き忘れてしまった。ちなみにあの掛け声はポルトガル語で「ドッキリでしたー!」という意味だそうで、ブラジルのコメディアンの決め台詞なのだとか。というわけで今回の語り手は、ランゲラックにお願いすることにしたわけである。
母の日ということで、何かお母さんとの思い出を教えてもらえますか? そう問いかけるとランゲラックは「そんなのたくさんありすぎるよ!」と笑顔。そしてうーんと唸って記憶の糸をたぐり寄せ、何とも心温まるエピソードを語ってくれたのだった。これはもう、ノーカットでお届けしたいと思う。
「そうだな…自分が生まれた町は本当に小さな町で、サッカーチームだってないようなところなんだ。僕の母は水泳が好きで、とても良いスイマーだったんだけど、その影響で自分も最初は水泳を始めた。週に7~8回、朝晩と練習をやっていたんだよ。その時のコーチがサッカーを愛する人でもあってね、一緒にボールを蹴ってくれて、サッカーする機会も増えていったというわけ。プレーの仕方も教えてくれたんだよ。でも、自分がGKをすることになって困ったことが、GKグローブは子どもにはとても高価だったということ。でも、母はそれを買ってくれた。最初はボールを取りたくなかったな。汚したくなかったから(笑)。できるだけグローブを守るように使って、使ったらきれいにして、また使うようにしていた。でも成長していけばグローブは小さくなるもので、そのたびに母は僕に新しいグローブを買ってくれたんだ。
(残り 1521文字/全文: 2283文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ