【赤鯱短信】楢崎正剛が想像する宮本恒靖監督。戦友ならではのエピソードを添えて。
開幕戦以来となるG大阪との対戦だが、5ヵ月も経てばこちらも相手もどこかしら変化はするというもの。とはいっても普通は多少のメンバー構成やフォーメーションが変わっている程度だが、今季の名古屋vsG大阪は一味違う。名古屋はリーグでの前回対戦からメンバーの約半数が夏の新加入選手で占められ、G大阪は監督交代に踏み切っている。ともに降格圏をさまよう苦境に劇薬を投与した現状だが、その手法は真逆だった。選手を変えるか、監督を変えるか。何が正しいかは結果によってしか判断はできない。
と、小難しい導入にしてしまったのだが、今回の話題はいわゆる“ツネ様”である。相手の監督を捕まえてツネ様もないが、やはりその名がしっくりくるのもまた事実。G大阪の再建を託されたのはU-23チームの監督だった宮本恒靖。日本代表として二度のワールドカップを経験している選手であり、引退後はFIFAマスターを卒業している優秀なサッカー学の徒でもあった。そして何より、我らが楢崎正剛とは同学年であり、曰く「中学の時からの付き合い」というから突撃するしかない。「ガンバの監督? 誰やったっけ? ああ、クルピさんね」。いつもの冗談も軽やかに、名古屋の御大はいきなりぶっ放してくれた。
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