【赤鯱短信】守備の哲学と攻撃への渇望。中谷進之介が持つ名古屋との親和性。
中谷進之介が名古屋に来て約1週間が経とうとしている。昨日は岐阜との練習試合で90分間のプレーを経験し、新天地での実戦デビューを果たしたわけだが、まだまだその本領が発揮されているとは言い難い。「一番わかりやすいのは声を出すこと、プレーが切れた時に仲間と確認し合うこと」と語っていた若く聡明なDFはまだ“声を出す”という部分を垣間見せたに過ぎず、プレーヤーとしての特徴はいまだ見えてきていない。明日が合流5日目の選手の本質は、まだまだヴェールに包まれているような状態だ。
だからこそと言うべきか。新たな背番号20についての興味は尽きず、これから何を見せてくれるのだろうという期待もまた大きい。興味の部分でいえば、彼の持つバックボーンが例えばそうである。前述の言葉には続きがあり、それは「自分が大事にしてきたことというよりも、レイソルの上の選手たちがやってきたことです。それをやらないとチームは強くなっていかないと思っています」というもの。小学校4年生から柏の育成組織で育った純粋培養の“太陽の子”は、どんな哲学を叩き込まれてプロサッカー選手への道を歩んできたのだろうか。
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