【赤鯱短信】背番号22に宿るドイツ代表の魂。ランゲラックの闘争心にいま、火が点いた。
サッカーだから闘わなければいけない。C大阪とのスコアレスドローの後、ランゲラックは技術以上に闘争心の部分にフォーカスした発言をしていた。同時期、ジョーやシャビエルらブラジル人選手たちからも、メンタル面での積み上げを求める声がよく聞かれていたのだが、ついにランゲラックからもその意見が出たかと思ったことを覚えている。どちらかといえば技術論、戦術論に走りがちな日本人気質には、彼ら外国籍選手の闘争本能というのは時に面食らうほどの迫力があり、だからこそ頼りになるのだとしばしば思う。
ただ、ランゲラックのそれは後天的な要素も含まれるようだ。1週間ほど前、彼はインスタグラムでとある先輩GKの引退を惜しむ投稿をしていた。元ドイツ代表GK、そしてドルトムントで16年間をプレーし数々のファインセーブを見せてきた、ヴァイデンフェラーへ向けてのものだった。ランゲラックはドルトムントで5年間、この名GKとともにトレーニングをし、チームの勝敗を分かち合ってきた。「彼とのことは、良い思い出だよ」。少し優し気な笑みを浮かべて、背番号22は話し始める。
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