【赤鯱短信】目覚めるか、稀代の攻撃的MF。“アーリア強化週間”が東京から始まる。
“アーリア強化週間”の始まりである。FC東京戦から始まるゴールデンウィークの3試合は、C大阪、横浜FMと続く長谷川アーリアジャスールにとっての古巣が目白押し。その初戦は彼にとっても良い思い出の多いチームであり、「味スタでのオレはけっこうやるからね」と当時を思い出す。2年間の在籍で挙げた8得点のうち、味の素スタジアムで決めたのは半分の4得点。ポポヴィッチという相性の良い監督にも恵まれ、日本代表に選ばれた時期でもあり、数字以上に彼の地における自分のイメージはポジティブなようだ。
しかしそれ以上の思い出に耽ることはなかった。当然である。チームは泥沼にも見える7連敗中で、自身もその中でチームを救う活躍ができていない。清水戦の後には「もう何回も同じこと言ってる気がするな…」とうんざりした様子でチームの問題点を憂い、そこに影響できない自分にも落胆しているようにも見えた。年齢的にも小林裕紀と同い年で、若いチームにとってはリーダー的な役割が求められていることも自覚している。だからこそ現状が歯がゆく、表情は曇る。
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