【赤鯱短信】アーリアと和泉、それぞれの思惑。基本に立ち返ることこそが、現状打破の最善手か。
攻撃の改善こそが全ての改善に通ずる名古屋というチームにおいて、現在もっとも重要な役割を担っているのはインサイドハーフのポジションであるように思える。長谷川アーリアジャスールと和泉竜司をファーストチョイスとしてきた今季、彼らが揃えば試合が壊れることはなかった。逆に彼らが途中出場したルヴァンカップの浦和戦などは試合内容でいえば押し返した感すら演出し、いかにこのポジションと二人の能力がチームに強く影響するかを実感させたものだ。
つまりは現在の勝てない日々も、彼らの感覚を紐解けばその原因の末端ぐらいはつかめるのではないか。ちょうどこちらにもいくつかの疑問が浮かんでいたところだったので、単刀直入に聞いてみた次第である。和泉には昨年との攻撃の考え方に差異はあるのかどうか、そしてアーリアには最近のプレーの不調について。同じ質問をしたわけではないのだが、彼らの答えはどこかリンクしているようにも聞こえるから面白いものである。そしてそこには、やはり攻撃の改善に対するヒントが隠されているように思えてならないのだった。
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