【赤鯱短信】言葉と思いを力に変える男。深堀隼平の前進が止まらない。
様々な思いを力に変えて、深堀隼平が脱皮を遂げようとしている。昨日の桃山学院大学との練習試合ではハットトリックを決めた手応えの大きさからか、「自分は2020年に22歳。東京でオリンピックがあると決まった時から狙っていた」と、秘めていた思いを口にした2年目の“ストライカー”の活躍は、負傷者続きのチームにとって数少ない良いニュースの一つだ。
若い選手は些細なことで大きく変化する。良くも悪くも、振り幅が大きいのが若手というものだ。素晴らしいプレーの後にとんでもないミスをする、前の試合は良かったのに今回は悪い。自分の可能性を制御しきれない彼らを周囲の人間は何とかして正しい、できるだけ良い方向へと導くために努力し、気をかける。現在の深堀が好調なのは自身も語る通り広島でのプロ初得点であることに間違いはないが、そこに至るまでの過程には見逃せない、彼を取り巻く人間の力があった。
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