赤鯱新報

【オフ特別企画】佐藤寿人が選ぶ2017年の11題:1.「名古屋」について

2017年も残すところあとわずか。J1復帰を勝ち取った選手たちはそれぞれのオフを過ごしています。
そんな中、移籍1年目のオフも忙しくしている佐藤寿人キャプテンが、激動の2017年を背番号にちなんだ11の話題で振り返ってくれました。
ここから大みそかまでの11日間の赤鯱新報はさながら「佐藤寿人特別監修」でお届け!
オフの読み物として、ぜひともお楽しみください。

1.「名古屋」について

まずは「名古屋」というテーマで話を始めようと思います。実は縁がある土地ではあったんです。初めて来たのは千葉のジュニアユース時代、メニコンカップというクラブユースの東西対抗戦でした。瑞穂のラグビー場の方だったと思います。その時思ったのは、栄の地下街がすごいなということ。埼玉出身の僕の地元には地下街なんてなかったので、あんなに地下で道がつながっていて、また地上にも街があってというのは、軽いカルチャーショックでもありました。そのメニコンカップにしても10000人ぐらいの観客が入ったのかな、そんな中での試合でしたし、運よく僕もゴールできました。なので、僕の“瑞穂初ゴール”は15歳の時ということになりますね(笑)。その大会はずっと継続してやっていますし、会場も変わっていないので、名古屋に来た縁の一つとして感じるところですね。

プロになってからも名古屋というのは、対戦相手として瑞穂や豊田によく来たなと思いますし、リーグ初優勝の時にはクラブワールドカップの会場が豊田スタジアムでした。でも今回のオファーを頂くまでは自分がグランパスでプレーすることになるなんて思ってもみなかったです。ライバルクラブの一つとして見ていましたから。個人的な対戦結果としてはあまり相性の良くないチームだったんですよ。千葉の時も、仙台の時も、広島に移籍してからも。なかなか勝てない相手というイメージがあります。広島が優勝争いをするようになってからは、ちょっと相性良くなったんですけどね(笑)。

街の話に戻れば、こんなに地下鉄が街中につながっていて、その他の在来線ともつながっている。ほんと東京みたいだなと、すごく便利な街なんだなと思いました。もうかなりリサーチはできていますよ。この前も酒井ちゃんを車にn乗せたら、「けっこう道知ってますね」って言われましたから(笑)。それに最初は単身赴任だったので、一人でいろいろ動かないといけなかったこともあったので。その時にいろいろと調べました。家族がいると家と練習場、同じ場所の往復になってくるんですが、一人だとそうでもないのでね。でも名古屋に住むことになるなんて、ほんと考えたことなかったです。

やっぱり名古屋にいても広島のものは食べたくなるので、お店はいろいろと探しました。特にお好み焼きを食べたくて。今年のメンバーなら和也やウッチーもいたのでね。なかなか一緒には行けなかったけど、広島の名店と言われてる「八昌」というお店から暖簾分けされた店が御器所にあるんです。でも子どもたちを連れて行くと鉄板で食べられなくて、僕は鉄板から食べたい派なんで、そこがね……。広島と名古屋の味の違いはソース文化か味噌文化かってところです。名古屋メシも気に入りましたよ。きしめん、味噌煮込み、手羽先はもちろん、矢場とんの味噌カツも。まだちょっと苦手なのは味噌おでんですかね。若干馴れないです。

それに文化で言えば、テレビのローカル番組にもタレントさんを使ってたりして、華やかな印象を受けます。やっぱり都会だなと思います。広島はそんなことないですし、ゴールデンの時間帯にローカルの番組やってるとか、朝の情報番組にしてもローカル番組ですし、もはやそれは名古屋がローカルじゃないってことですよ。

名古屋についてはまだまだ開拓し足りてませんね。J1になればリーグの中断期間もありますし。ただ、休みになってくれればなんですけど……(笑)。

reported by 今井雄一朗

今回、取材に協力してくれたのはこちらのお店!

モルノダ (偏愛グルメプレイス MOLNODA)
住所:名古屋市中区錦二丁目12番5号 サン・錦本町ビル1F
tel:052-684-4727
営業時間:11:00-23:00
定休日:なし
URL:https://molnoda.com/

佐藤寿人がトレーニング後の「アスリート飯」として通う“偏愛グルメプレイス”。「VEGETARIAN BOWL」「TRAINER BOWL」「FOODIE’S BOWL」「WORKER BOWL」「APPETIZER BOWL」の5パターンのボウルメニューにはさらに細かいアレンジが存在し、100種のメニューは年中注文可。テイクアウトもイートインも可能で、様々なニーズに応えてくれる。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ