赤鯱新報

【名古屋vs徳島】レビュー:圧倒的な組織力に飲み込まれた個の集合体たる名古屋。悪循環を断ち切るのは決定力なのか、それとも。

■2017明治安田生命J2リーグ第22節
7月8日(土)名古屋 0-2 徳島(18:03KICK OFF/豊田ス/12,959人)
得点者:6’井筒陸也(徳島)55’杉本太郎(徳島)
———–
前回は痛み分けだった個人戦術vsチーム戦術の戦いは、残念ながら今回は後者に軍配が上がった。チームを鍛え、目の前の試合に勝つ術としての戦術を整えてきた徳島に、個の集合体としての戦術を遂行させてもらえなかった名古屋という構図はあまりに対照的だった。チームとして乗りに乗っている相手との勢いの差も歴然で、古巣相手に燃えた長谷川徹の相次ぐ好守が生まれたのも、あるいは必然か。とにかく、この日の名古屋は自分たちの長所を個人戦術という意味ではない“個の力”以外に、見せることができなかった。

(残り 3599文字/全文: 3935文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ