赤鯱新報

8月1日は“ホーム・瑞穂”を名古屋がジャック!中村直志&矢田旭トークショーレポート。

いよいよ東アジア選手権が開幕しようという8月1日、名古屋のホーム・パロマ瑞穂スタジアムの所在地である名古屋市瑞穂区で、名古屋グランパスが精力的なホームタウン活動を展開した。

まずは14時より7月に新館がオープンした瑞穂図書館の記念行事として、図書館と同時に新装と相成った瑞穂文化小劇場にて、ホームタウン営業部の中村直志さんのトークショーが開催された。「グランパスコーナーがある図書館は世界で一つです!」と豪語するグランパスサポーターで有名な田中敦司館長の挨拶で始まったイベントは、まず「よみがえる中村直志の軌跡」と題し、中村さんが現役時代に挙げた30ゴールの映像を放映。久々に見る背番号25や14の中村さんの姿に場内は沸き、見事なゴールにはため息も。

映像で振り返る中村直志さんの軌跡。久々に背番号25の姿を見た。

映像で振り返る中村直志さんの軌跡。久々に背番号25の姿を見た。

その後はこれまた大のグランパス好きという半田市立図書館の戸田豊志さんが司会進行役を務め、中村さんの輝かしいキャリアを振り返るトークが展開された。終始にこやかに話した中村さんは印象深いゴールについて問われた際、「優勝した2010年のガンバ戦のゴールは印象に残っています。FKを一時任されていた時代もありましたが、よくウェズレイと一緒にナラさん(楢崎正剛)に付き合ってもらって練習してました。贅沢ですよね(笑)」と当時を懐かしんだ。リーグ30得点のうち、1本だけあったPKについては「あれは本田(圭佑)がもらったPKを僕が奪って決めたんです。今なら考えられないですね」とプチ暴露話を披露していた。

その後行われた質問コーナーでは興味深いやり取りも。「今ハマっているものは?」の問いには「自転車ですね。運動不足で家から会社までの10kmほどを自転車で通いだしたんですが、最近は楽しくなってきました」とさすがの一言。しかし「苦手なものは?」の質問には「長距離走です。淡々と長い距離を走るのは嫌いなんです」と意外な一面も。他にも「怖かった監督は?」「ピクシーと思うでしょうが、ネルシーニョです」など、次々とファン垂涎のトークが飛び出した。

予定時間の1時間半があっという間に過ぎると、中村さんはその足でパロマ瑞穂スタジアムに隣接するレクリエーション広場で行われた瑞穂区民まつりにも参加。猛暑も何のその、ホームタウン担当としての地域貢献に精を出した。

さて中村直志さんのトークショー終了から1時間後、今度はパロマ瑞穂スタジアム近くの「イオンモール新瑞橋」にて、矢田旭のトークショーも行われた。会場には中村さんのトークショーにも参加していたサポーターもチラホラ。加えて熱烈な矢田ファンの女性も多く詰めかけ、イベントスペースは約200名の観客でいっぱいに。これには登場した矢田も開口一番「こんなに多くの人が来て頂けるなんて」と驚きを隠せない様子だった。

イオンモール新瑞橋にて行われたのは矢田旭のトークショー。200名が詰めかけた会場に矢田は素直に驚いていた。

イオンモール新瑞橋にて行われたのは矢田旭のトークショー。200名が詰めかけた会場に矢田は素直に驚いていた。

しかし驚きなのはそのトークの内容。イベント後に「いやー、恥ずかしかったですね、あれは」と苦笑したのはプロポーズについての一幕だ。「家でサプライズというか、寝室をバラと風船でデコレーションして、バラの花びらで『Will you marry me?』と書いておいたんです」。矢田くん、キミのロマンチストぶりには脱帽だよ!

矢田のトークショーはその後、プライベートからサッカーの話題まで幅広く展開。「セカンドステージはこのままの勢いで行きます!」と宣言した際には大きな拍手が会場から沸き起こった。来場者からの質問コーナーでも矢田は絶好調。「何で20番を選んだんですか?」という女の子からの質問には、「丸っこい数字が好きなんですよね」と不思議なこだわりも披露。「自分はチームの中で何番目に上手いですか?」という直球な質問には「自分で決めることじゃないけど」と一旦かわしたと見せかけて、「でも、プレーしている時は自分が一番上手いつもりで自信をもってやっています」と見事な切り返しでまたまた場内の喝さいを浴びた。

「何で20番を選んだんですか?」というちびっこの質問に耳を傾ける。「丸っこい数字が好きなんですよ。角ばっているのは好きじゃない」と、不思議なこだわりを披露。

「何で20番を選んだんですか?」というちびっこの質問に耳を傾ける。「丸っこい数字が好きなんですよ。角ばっているのは好きじゃない」と、不思議なこだわりを披露。

チームはオフの真っ最中だが、クラブは「愛されたいクラブ宣言」通りの積極的な活動を続けている。2ndステージで現在2位というチームの好調ぶりは、こうした地道な活動にも支えられているのである。しかし矢田くん、キミのロマンチストぶりには重ねて脱帽だよ!!

reported by 今井雄一朗

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