【名古屋vs仙台】レビュー:圧倒的な26分間と、苦しみ抜いた64分間。二つの顔を見せた名古屋が辛くも逃げ切り、予選Bグループ首位に立つ。(2418文字)
■Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節
3月28日(土)名古屋3-2仙台(14:00KICK OFF/瑞穂陸/6,918人)
得点者:11’松田力(名古屋)、13’矢田旭(名古屋)、26’小川佳純(名古屋)、49’ウイルソン(仙台)、55’鎌田次郎(仙台)
※公式記録はこちら(名古屋公式)
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3点のリードを奪っておきながら、最後は辛くも逃げ切った。浮き沈みの激しい90分間で、名古屋が優勢を保ったのはキックオフから30分と少しのみ。だが、スタメンの半数が入れ替わるスクランブル布陣での戦いとしては、逃げ切ったことに意味があると見るべきかもしれない。仙台がほぼフルメンバーだったことを考えれば、なおのこと勝利の価値は上がる。
注目されたスタメンには大きなサプライズはなく、揃えられるメンバーの中でほぼ無難な名前が並んだ。DFラインは右サイドバックに矢野貴章が起用され、左には本多勇喜が強行出場。中盤の底では矢田旭と磯村亮太の生え抜きがコンビを組み、サイドアタッカーとして右に田鍋陵太、左に小川佳純をチョイス。トップ下の小屋松知哉の前には、1トップとして松田力が選ばれている。今季ここまでの主力たちとは明らかに特長とスタイルが異なる面々には西野朗監督も期待していたようで、「自分のプレースタイルを何回でも繰り返せ」と指示を出していたことを試合後に明らかにしている。
だが、指揮官の狙いは望外のレベルで的中した。
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