【3/11練習レポート】雪の影響で練習は体を動かす程度のものに。西野朗監督も「本当はセットプレーの確認をしたかった」と困り顔。本多勇喜&矢田旭選手コメント(1202文字)
前日のトレーニングでも断続的に降った雪は夜の間も降り続けたらしく、この日のピッチは一面雪景色。散水などで雪は解かすことができたものの、ピッチ状態の悪さと気温なども考慮し、試合3日前の練習はかなりディスカウントされたものとなった。たっぷりと練習着を着込んだ選手たちはサーキットトレーニングからパス&ランの後に、いわゆる“鳥かご”と呼ばれるボール回しをフィールドプレーヤー全員で行い、1時間半のコンパクトな練習は終了。終始笑顔のたえないレクリエーション的なメニューのみをこなした練習は、体を動かす程度の負荷だった。
思わぬ事態に西野朗監督は記者の質問に対し、「予定していたメニューはできなかった。まあ、見られないで良かったですよ(笑)。明日の非公開練習でまとめてやります」と切り返したが、「本当はセットプレーのいろんな対応は練習したかった」と本音もポロリ。開幕戦で昇格組の松本を相手に2失点を喫したリスタートの守備に関しては、もっと時間をかけて修正に臨みたかったようだ。
西野監督はまた、攻撃面に関して「ウチには得点への入り方のところで感覚をもった強い選手がいる。パターンを決めるよりもその感覚を優先して動かしていく。もちろん攻撃の狙いというものはあるのだけれど」と、個々の能力が奏でるハーモニーに期待している様子。その意味で開幕戦では見違えるような動きを見せたノヴァコヴィッチについても「見直したというか(笑)。やるだろうなとは思っていたけど、今までにないパフォーマンスを見せてくれた。コンスタントにああいうレベルでやってほしい。月末にはスロベニア代表のユーロ予選で帰っちゃうから、そのあたりのモチベーションやコンディションについてはデリケートに考えますよ」と高く評価している。当のノヴァコヴィッチには拙い英語で「次は何点取る?」と尋ねたところ、「わからないよ(笑)」と笑顔。しかし自信に満ちた表情に、期待感は高まった。
次戦のメンバーはおそらくは開幕戦と同じ11人の可能性が高い。そこにセットプレーのディフェンスの修正、そして小屋松知哉が加わった前線の連係に微調整が入ったチームが、甲府でどのような姿を見せるか興味深い。
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